EN

お知らせ

焼津観光振興セミナー「小泉八雲とセツを知り、焼津を盛り上げよう!」が開催されました!

「耳なし芳一」や「雪女」などで知られ、晩年の避暑地として焼津をこよなく愛し、毎夏を過ごした明治の文豪、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)。小泉八雲・セツ夫妻がモデルとなる2025年度後期の連続テレビ小説「ばけばけ」で再注目されています。
(一社)焼津市観光協会では、2025年4月11日(金)、焼津との関わりや商品開発の事例などを学ぶセミナーを焼津地域交流センターで開催し、焼津市内の観光事業者など約90名が参加しました。

第一部で講師を務めたのは、常葉大学外国語学部英米語学科講師の那須野絢子さんです。那須野さんは小泉八雲について長年、研究し、文学の観光資源としての活用にも取り組まれてきました。
【小泉八雲についてーセツとの関わりを中心に】、【小泉八雲と焼津】、【観光資源として文学を活かす(全国の事例と小泉八雲の事例)】の3つのテーマで、お話しくださいました。

小泉八雲が幼少期から、両親との離別や片目の失明、親族の破産など苦難の連続だった一方、没落士族出身のセツも大変な苦労人で、共鳴し合う部分があったようです。
焼津での八雲は、海で水泳をしたり、息子の英語レッスンをしたり、滞在先の魚屋、山口乙吉や町の人と団らんしたりして過ごしていたそうです。八雲の焼津での食事は主に乙吉の手料理。朝食は味噌汁、生卵、煮豆や漬物など。焼津では鰻やホウボウ、サメ、マグロのへそ(塩焼き)も食べたそうです!
また小泉八雲ゆかりの地として有名な島根県松江市をはじめ、夏目漱石「坊ちゃん」の道後温泉、川端康成「伊豆の踊子」の伊豆など、文学が地域の観光資源になっている例も多数紹介していただきました。

第一部の後半では、焼津市役所と焼津市観光協会の取り組みをご紹介しました。
市・観光協会の発表内容は下記資料・リンク先をご参照ください。

島根県松江市「小泉八雲・セツのドラマをイカしてバケる公式ロゴマーク」焼津市内事業者の使用に関して

第二部では、焼津市内の事業者さんに小泉八雲にちなんだ土産品等の事例紹介をしていただきました。

山口乙吉をイメージしたお菓子や妖怪スイーツなどを手掛ける、「(株)かしはる」。八雲の焼津にまつわる作品をイメージしたコーヒーなどを開発してきた「めぐみ珈琲ラボ」。2社の代表が商品開発への思いや工夫などをお話してくださいました。

焼津市観光協会では、今年3月に視察訪問した島根県松江市の商品事例をご紹介しました。
その中でご紹介した、島根県松江市で3月17日に開催された「小泉八雲・セツに関する基礎知識研修会」~「商品開発のヒント」の内容に関しては、下記リンク先にて、より詳しくご覧いただけます。

(一社)松江観光協会 ホームページ
3/17開催「小泉八雲・セツに関する基礎知識研修会(第二部)」アーカイブ配信について
(「商品開発のヒント」のアーカイブ動画及び資料

https://www.kankou-matsue.jp/travel/establishment/1375/products

今回のセミナーをきっかけとして、市内の事業者様が八雲にちなんだ商品開発などを進めていただいたり、焼津市内で地域一体となって盛り上がっていければ幸甚です。焼津市観光協会としても、市内事業者様の情報集約、情報発信などをできればと思いますので、皆様、引き続きよろしくお願いいたします。

よかったらシェアしてね!
目次