桜えびは、その希少性と資源保護の観点から、
桜えび漁は、年に2回、春漁3月下旬〜6月上旬と秋漁10月下旬〜12月下旬で、それ以外の時期は休漁をしています。
近年、漁獲量が減少している桜えびですが、資源回復に向けた研究調査と自主的な漁獲規制により、資源管理と継続的な漁業の両立を目指した取り組みが進められています。
またサスティナブルな漁業を目指し、大井川港と由比港の桜えび漁業者が協力して資源管理を行っています。すべての桜えび漁船が協力して漁を行い、水揚げ金額を均等に配分するプール操業を実施しています。
桜えびは、深海に生息する生物で、日中は水深200〜300mの深さにいて、夜になると20〜50m付近の上層まで浮遊してくる習性があります。桜えび漁は、この習性を利用し、夜間に操業しています。その漁法も、網を投下後、走行しながら網を引く時間は20分間に制限するなど、自主的な資源管理が行われています。
桜えびは、生物学の分類では、甲殻類サクラエビ科に属します。体の表面には約160個の発光体があり、その甲殻は、海中では美しい透明なさくら色。その艶やかな姿から「駿河湾の宝石」とも称され、名前の由来もここからきています。
出会えたら感激の生の桜えび、
ふっくらと甘い釜あげ桜えび、
サクサク香りが際立つ桜えびのかき揚げ、
どれも、温かいごはんと相性抜群です。
限られた時季にしか漁獲されない「至福の美味」をぜひご堪能ください。